columnひとみの本棚

おだやかな陽ざしの中、元気に飛び戻ってくるミツバチの羽音を巣箱のそばで聞いたことがありますか? ミツバチやその他のハナバチ類は、日本はもとより世界の多様な自然の中で、その環境を保全し、人々の暮らしを豊かにする働きを担っています。
「Harmony on Diversities」いろいろな植物と動物が、本来のいき方をつづけ、豊かに持続的に、響きあいながら命をつないでいける環境。ミツバチもそんな環境を求めています。ヒトとの関わりがどの昆虫よりも長く多様な、ミツバチとその養蜂について考えてみましょう。

榎本ひとみ
アジア養蜂研究協会(AAA)設立時より21年間事務局コーディネーターを務め、アジア各国(オセアニア、中東を含む)で1994年より隔年開催された大会の準備などで、各国関係者と交流、多様な養蜂事情を学んだ。現在は役員。またAAA会報「Bees for Development Journal」や玉川大学ミツバチ科学研究センター発行の季刊誌「ミツバチ科学」などを通じて、欧米の関係組織とも交流、国際養蜂協会連合(APIMOMDIA)国際養蜂会議に数回出展、参加した。

3月29日, 2022年

Apimondia 2022 あたらしい開催地と日時に

Jeff Pettis 国際養蜂協会連合会長

  養蜂家,科学者そして友人の皆様

皆様をトルコ・イスタンブールの第47回国際養蜂会議にお招きします.

ここ2年間は困難の連続でした.まずはコロナウイルス,そしてウクライナへのいわれのない侵攻です.第47回国際会議は2021年にロシア・ウファで開催と計画されましたが,コロナウイスルの世界的流行のために2022年に延期されました.しかしその開催地をトルコ・イスタンブールに変更しました.豊富な経験からこの急な変更に対応し,大規模なイベントをしっかり開催できる都市と信頼しています.

第47回国際養蜂会議アピモンディア2022は,2022年8月24日から28日にトルコのイスタンブールで開催されます.会場は2017年にも使われたイスタンブールコングレスセンター(ICC)です.素晴らしい雰囲気と設備の中でアピエクスポと会議が進められたことを覚えている方もおいででしょう.2017年に参加できなかったなら,是非今度のチャンスに東洋と西洋がまみえる活気に満ちた町を訪れてください.会場は中心部にあり,国際空港からのアクセスも便利です.ミツバチ,養蜂,その他関わりのある様々な分野を取り上げる興味深いプログラムを鋭意作成中です.

養蜂界の伝説となった,4時間待ちの入場手続き@キーウ(キエフ)大会

皆様,どうぞご参加ください.コロナで行動が制限されつづけ,世界の仲間と面と向かって話合えずにいました.2025年第49回アピモンディア開催招聘へのヨーロッパからの立候補と,国際養蜂協会連合参加国代表によるこの夏の投票をお願いします.第47回国際会議では一部にバーチャル会議を試みるつもりですが,なるべく皆様に実際にお集まりいただきたく.
8月にイスタンブールでお目にかかりましょう.どうぞよろしくお願いします.

国際養蜂協会連合(APIMONDIA)会長 ジェフ・ペティス

次々回開催招聘のためトルコから多数が参加した@キーウ(キエフ)大会