オンタリオで造られているミードには 色,透明度だけでなく,泡の多少にも違いがあります.
「ミードを醸造する人をメイザー(mazer)と言いますが,メイザーは果物,野菜,スパイス,ハーブ,穀物,それに花を組み合わせて多彩な香り付けをしたミードに仕上げます.ミードの醸造中には実に多様な要素が関与していきます.これは極めてユニークで,他のどんな種類のアルコール飲料製造でも見ることがないでしょう.ミードは1種類しかないと考えるのはもう正しくありません」.
ミードの種類:
- 伝統的ミードはハチミツと水だけで醸造 (酵母添加もあり)
- 果物を添加したものはメロメ-ル melomel
- 大麦のモルトを用いて作られたものはブラゴット braggot
- ブドウ/ブドウジュースを加えて醸造するピメント pyment
- リンゴと一緒に造ればサイザー cyser
- スパイス and/or ハーブ入りミードはメセグリン metheglin
- ボウチェット bochet はハチミツを加熱,キャラメル化したものを使う
- 低アルコール(5%以下)のものはセッションミードといい,良心的な店では冷蔵保存される.
「多様なミード,でもそのすべてはハチミツから始まります!オンタリオのミツバチは様々な花と植物,それに農作物が育つ広大な緑地で食料を探します.種類によって花蜜の色は異なるので,ミツバチが巣内でつくりあげるハチミツにも色や香り,甘さに違いがでてきます.クローバー蜜を味見した後で,そば蜜を食べたなら,味の違いが相当なものだとよくおわかりでしょう?そんなハチミツの香りの違いは,ミードの味わいにも表れてきます.ワインに甘口,辛口があるのと同じで,ミードにも甘味の強いものからドライなものまであります.そう,だからぜひ数種類を味見して,あなたのお好みにあうミードを見つけて下さい.
ミードにも強く発泡するもの,微発泡性,そして泡はないものがあり,口に含んだときに違いがあります.発泡性はミードの味わいにボディーを与え,甘さを抑えます.長く貯蔵されると多彩な香りが生まれます.できたてのミードはとくに低アルコールになる一方,古酒の度数はあがります.
ミードをどのように楽しめば良いでしょう!まずは友人と一緒に氷で冷やしたミードカクテルがおすすめです.海辺のバーベキューに冷たいセッションミード(低アルコール)も是非.本格的な夕食会には”酒蔵“温度の辛口ミードをいかがでしょう.スパイス入りやセミスイートなミードは室温でお楽しみ下さい.食後のデザートワインとしては暖めた甘口のミード.寒い冬の夜は,香料入りの甘いミードを暖炉のそばでゆっくり楽みたいですね.おつまみにはブルーチーズなどシャープな味のチーズが合います.でも熱々のピザにはセッションミードかな」.
Find great local mead in Ontario!
Check out Backed By Bees (Burlington), Heeman’s (Thorndale), Honey Pie Hives & Herbals (Prince Edward County), Lost Meadows Meadery (Simcoe County), Millefleurs Meadworks (Prince Edward County), Munro Honey & Meadery (Alvinston), Ontario Honey Creations (Mulmur), Ridge Meadery (Richmond Hill), and Rosewood Estates Winery & Meadery (Beamsville).