能登産の100%天然
「そのまま」のはちみつ
奥能登の里山にはミツバチの生育に必要な花蜜源・花粉源となる植物があり、その豊かな多様性がアピモンドのはちみつに凝縮されています。自然との関わりや農業のあり方など、多くのことをミツバチに教えられながら試行錯誤を続けました。
初めて収穫したはちみつを口に含んだときのあの感動を皆さまにも味わっていただきたく、「そのまま」にこだわって生産しています。ミツバチ達が能登の大自然の中で咲く花々から集め、潮風を受けて熟成した「そのまま」のはちみつをお届けします。
無添加・非加熱のこだわり
日本国内のはちみつ自給率は年々低下し、昭和60年に約20%だったのに対して平成20年以降は7%を切るまでに減少してしまいました。日本基準では、60%のはちみつに40%の加糖(アメ、コーンシロップ、砂糖)を加えたものや加熱処理したものでも「はちみつ」としています。
加熱する際は65度以上の熱を加えるのが一般的ですが、それでははちみつに含まれているビタミン、ミネラルや殺菌力まで破壊されてしまいます。国産基準でも「自然の植物から蜂が集めた蜜に何かを加えたり、取り除いたりすればそれははちみつとはいわない」としています。また、糖度が76以上であることも条件とされています。
このように希少な国産はちみつですが、アピモンドでは世界農業遺産(GIAHS)にも認定された石川県能登地方限定で、自家飼育している西洋ミツバチが集め熟成させた蜜を100%使用し、加熱や添加を一切行わずに瓶詰めしています。
また、天然のはちみつは冬になると寒さで必ず結晶化します。結晶化が遅れるものもありますが、湯煎をすると戻ります。結晶化は天然はちみつの証でもあります。アピモンドのはちみつは冬の日本海の厳しい寒さを耐え抜いた植物たちが生命力を輝かせる春に採れるはちみつだけを使用しています。
西洋ミツバチ達は春の花々から花蜜を集め巣内で保存のための脱水、凝縮を行い巣蓋をして熟成させるので、完熟の合図でもある巣蓋を確認できるまで収穫、採蜜しないのもアピモンドのはちみつの特徴です。
栄養もそのまま
栄養豊富な食品としてのイメージが強いはちみつですが、その成分にはどのような特徴があるのでしょうか?
・ブドウ糖:吸収性に優れる単糖類で筋肉や脳への栄養補給に。
・果糖:吸収性に優れる単糖類、ブドウ糖と比べ強い甘みを感じる特徴があります。
・ミネラル:ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛など。
・ビタミン:B1、B2、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、Cなど。
しかもはちみつは砂糖(上白糖)と比べると20%以上カロリーオフ。
※はちみつは蜜源植物の種類により構成成分、構成比等が異なる場合があります。
※はちみつは1歳未満のお子様には与えないでください。
花を求めて能登の地に巣箱を置く
ハチは、1か所に1種類の花がたくさんあれば、そこから集中して蜜を採ってきます。例えば、アカシアが1か所に多くあると、ハチはアカシアだけから蜜を集めてきます。1つの花が多くない場合は、色々な花から集めてくるので、「百花蜜(ひゃっかみつ)」になります。能登には時期に応じて多様な蜜源植物があるのでいろいろな花蜜が混ざって百花蜜になります。
アピモンドでは耕作放棄地を購入したり、賃借などで20か所ほどの場所に巣箱を置いています。2~3か月間、あるいは花の時期だけ置く場合もあります。
アカシア蜜 black locust honey
能登に群生するニセアカシアが咲く時期にあわせて、その周辺に蜂群を置いて採取した蜜です。採れる時期が限定されますが、わずかに青みを帯びた淡い黄色が特徴的。その色と同様にすっきりした味わいです。
百花蜜 poly-floral honey
ミツバチが巣房で完熟させた濃厚な味わいの蜜です。アピモンドの百花蜜はサクラ、ニセアカシア、クローバーをはじめ里山の多様な植物の蜜からできており、花の時期で風味が異なります。季節ごとのおいしさをお楽しみください。
ギフト用のセットもあります。