2022年3月7日にアピモンディア(国際養蜂協会連合)の執行役員会は投票の結果全会一致で,ロシア,バシコルトスタン共和国ウファで今年9月に予定されていた第47回国際養蜂会議の開催キャンセルを決定しました.ウクライナへのロシア侵攻を非難しての対応で,ジェフ・ペティス会長名の手紙が関係者に広くメールで送られました.
2013年,キーウ(キエフ)で第43回国際養蜂会議を主催したウクライナの養蜂家団体(代表Tetyana Vasylkivska)は,ロシアでの開催中止を求めており,私の元へもそのメッセージが届いていました.アピモンディア執行部は,各国から寄せられる多くの声に耳を傾けて,今回の決定に至ったとしています.
ここでご紹介する写真はアピモンディア2013に日本から参加した養蜂家の方々にご提供いただきました.
キーウ(キエフ)には緑濃い恵まれた環境の中に立派な養蜂博物館があり,様々な巣箱や蜂具を見学できたそうです.
首都で,ウクライナ各地で,ミツバチが楽しげに訪花するはずの土地がどうなっているのか,養蜂に携わる人々はどうされているのか,案じられます.
またこの決定の時点では,「来年2023年にチリのサンチャゴで予定されている第48回国際養蜂会議に世界中の養蜂家と研究者が一堂に会することを期待します.その前に何かシンポジウムを開催するかもしれないので,国際養蜂協会連合のウェブサイトをチェックしてください」とありました.ところが,数日後に届いた次の知らせでは:
第47回国際養蜂会議 アピモンディア2022 は開催国と日時を変更し,2022年8月24日(水)-8月28日(日)にトルコのイスタンブールで開かれます,とのこと.これは正式決定で,国際養蜂協会連合(アピモンディア)のサイトにも情報がアップされました. https://www.apimondia.org/