親指
親指テストは本物のハチミツなら持つはずの大きな粘り気で判断します.
1.あなたの親指に少量のハチミツを置いて,その肌触りを観察する
2.観察:指からこぼれ落ちる,広がる,流れやすい等の場合,それは混ぜ物入りハチミツでしょう.
3.親指と人差し指でハチミツを挟み,どの程度の粘り気があるか調べる.
混ぜ物なし,純粋なハチミツなら皮膚に粘り着き,指からしたたり落ちることはないでしょう
吸い取り紙
ハチミツが水増しされているかどうか,吸い取り紙で試験します
1.吸い取り紙かペーパータオルを用意する
2.その上にハチミツ数滴を垂らす
3.紙に吸収されるか,透かし模様のようになるならそのハチミツには混ぜ物がある
純粋なハチミツはペーパータオルや吸い取り紙に吸収されません.しかし液糖類で薄められたハチミツもペーパータオルに吸い取られないものがほとんどです.透かし模様が出たときは純粋なハチミツではないと判断できます.
味わい
混じりけの無いハチミツなら口に含んだ後の味わいが長い間続くことはありません.数分間で消えていきます.ところが偽和加工されたハチミツの場合,添加された糖や甘味料の後味が長引くことがしばしばあります.
経験豊富なハチミツ味見役なら本物と偽和ハチミツをその匂いの違いで判別できます.特定の花や野草の微妙な匂いを本物のハチミツなら持っているものですが,偽和ハチミツには工業的な酸っぱい匂いがつきものです.