columnひとみの本棚

おだやかな陽ざしの中、元気に飛び戻ってくるミツバチの羽音を巣箱のそばで聞いたことがありますか? ミツバチやその他のハナバチ類は、日本はもとより世界の多様な自然の中で、その環境を保全し、人々の暮らしを豊かにする働きを担っています。
「Harmony on Diversities」いろいろな植物と動物が、本来のいき方をつづけ、豊かに持続的に、響きあいながら命をつないでいける環境。ミツバチもそんな環境を求めています。ヒトとの関わりがどの昆虫よりも長く多様な、ミツバチとその養蜂について考えてみましょう。

榎本ひとみ
アジア養蜂研究協会(AAA)設立時より21年間事務局コーディネーターを務め、アジア各国(オセアニア、中東を含む)で1994年より隔年開催された大会の準備などで、各国関係者と交流、多様な養蜂事情を学んだ。現在は役員。またAAA会報「Bees for Development Journal」や玉川大学ミツバチ科学研究センター発行の季刊誌「ミツバチ科学」などを通じて、欧米の関係組織とも交流、国際養蜂協会連合(APIMOMDIA)国際養蜂会議に数回出展、参加した。

12月25日, 2022年

ドロシー・ホッジスのクリスマスカード

入手が困難になったオリジナル版から一部を抜粋した「The Pollen Grain Drawings of Dorothy Hodges / ドロシー・ホッジスの花粉粒絵図」が2009年にIBRAから発行されました.

比較的よく見られる植物を選びその科名,学名と英語の一般的な名前が列記されているので,日本の近縁種なども検索できそうです.

ドロシー・ホッジスは毎年IBRAから販売するためのミツバチが登場するクリスマスカードを描いて,IBRAの活動を支援しました.

さらに後年,それらを含めミツバチに関わるすべての描画や絵画がIBRAに寄贈されました.そのなかから復刻版として現在販売されているカードをここで披露させていただきました.