ラベル表示
一般向けに販売されるハチミツでは混ぜ物入りなどの粗悪品の流通がしばしば起きています.はちみつを購入するときは、必ずラベルにある成分表示(原材料)を確認してください.
大規模な偽和工作では,ブドウ糖(グルコース)溶液、高果糖コーンシロップ、その他の人工甘味料を本物のはちみつに加えることが多いです.はちみつが固まって見た目が悪くなるのを防ぐために混ぜたり,はちみつの量を安い代替品でかさ増しする企業もあります。
原材料名に「食品添加物(フレーバー)」や「添加物」の様な言葉があるなら注意すべきです.本物のはちみつであれば,ラベルに書かれる原材料は唯一「はちみつ」だけのはずです.精製,加工,加糖といった文字にも注意してください。原産地名も参考になります.
加熱による変化
加熱すると本物のハチミツは見る間にカラメル化しますが,混ぜ物入りはカラメル状になる前に泡立つでしょう.
スーパーで安く売っていたハチミツで加熱実験しました.茶さじ半分のハチミツを茶さじに入れて加熱するとすぐに沸騰して泡が立った.岩のように固くなり,スプーンから取り除くのに苦労した.火を止めた後も,スプーンの余熱でカラメルが加熱されて煙が立った.この現象もハチミツに水分と糖分が添加されているためとのこと.
酢
酢水も純粋ハチミツかどうかの判断にしばしば使われます:
- 1.グラスにハチミツを茶さじ一杯入れる
- 2.酢を2,3滴たらす
- 3.そこに少量の水も加える
- 4.そのまま数分間静置したのち,観察する.
- 5.混合物が泡立っていたら,偽和ハチミツである可能性が高い